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感想文

「SCOOP!」

大根仁監督、福山雅治二階堂ふみ主演の「SCOOP!」観ました。

 

どうでもいいけど、おおねじん監督かとずっと思ってたらおおねひとし監督だったすみませんでした。80年代?に放映されたテレビ映画のリメイク的な感じらしく、その原作になったテレビ映画の監督さんが、「この配役完璧!ふぇ~い!」みたいな感じで言ってたから楽しみにしていました。

 

とにかくゲスで下品な福山雅治がずっっっとかっこいい映画です福山さん好き。大げさでTHEそういうヤツみたいな芝居するけどもう何してもかっこよくて色気のある福山雅治に劇中の二階堂ふみちゃんが惚れていく様子がもう共感しかなくて「あ~~~~」ってなりました。都城静(福山演じる)、最高だ抱いてくれって全女が思う。絶対に。「いや~?私は別にそんなに思わんかったけどな~?」と言っている女の人がいたらそれは嘘です。全女が惚れる都城静。ありがとうございました。二階堂ふみちゃんも全身がかわいくて本当に最高でした。静と野火の2ショットが堪能できるだけでもお金払う価値のある映像。二階堂ふみちゃんの写真集は必ず買います必ず。こういう時のAmazon便利かよ。

 

やっぱり夜は、車内も社内も道路もどこもここも「緑」です。緑って、信号の青とか非常灯とかしかないけど。やっぱり夜は緑だな、どんな映画見てもそう思います。あと朝はこれでもかっていうくらい窓から光差し込みがち。SCOOP!でも、早朝の静の家、窓という窓全てから異常なまでの朝日が差し込んでました。あそこまで異常に朝日が差し込む家、どんだけ日当たり良い場所選んだんお前ってなるけど、実際の早朝の窓から朝日差し込み具合は関係なくて、光差し込ませた方がいいから差し込んでるわけなので、違和感ゼロだから、そういうことです。実際の、とか、設定、とか、野暮です。あと冬の早朝(野外)は、画を観ただけで超寒そう。色合いが寒そう。灰色とライトブルーを混ぜた感じの色合いでした。多分、夏と冬では、同じ早朝でも色合いが違うんだろうな。ピーーーーーーーンみたいな音がするような色合いが冬の早朝。ピーーーーーン。一晩中飲み歩いてた翌朝のピーーーーーーン感が尋常じゃない感じは共感してもらえると思うんですが、そのピーーーーンがありました。画の色合いだけで思い出す嫌悪感すごいな。

 

エンドロールは、車内の静と野火の2ショットをフロントガラスの方向から撮ってる定点カメラ映像みたいなものでした。雨の日のフロントガラスは、見事にブルーグリーンでした。現実、いくら雨が降ったところでブルーグリーンの光が車内に入ることなんて確実にないけど、でも、だからやっぱりそういう事か。雨が降ったらそういうイメージという事です。青とか緑とか。あ、でも決めつけよくない。あの2人の2ショットフロントガラス方面からの定点カメラ映像売ってほしい。美しい2人があの狭苦しい車内で過ごしている時間というだけで延々観れるし、勉強になる。光だけでどこにいるか分かるしイメージ膨らむ映像、売ってください!

 

福山雅治二階堂ふみの2ショットを観れているだけで大満足だし、脇を固める役者陣も(特にリリーフランキーさん最高最高最高最高)素晴らしくて、お話もスピード感があって楽しめたのですが、ただ1つ、静と野火のセクシーシーンの撮り方あれなんなん?どしたん?って普通に思って冷めました。それまで散々ゲスで下品で最低な都城静という福山雅治の色気を全面に押し出してきていて、それに惚れていってしまうんだろうなああやっぱりそうだよね分かるよふみちゃんあああってなっていたのに、急に超絶意味の分からないタイミングで、めっちゃくちゃ綺麗な、光当たりまくりの白飛びしまくりのセクシーシーン入ってきて、「…。」ってなりました。いや、大根監督もっと生々しいの撮れるやん!ここでそういうのくださいよ!もしふみちゃんの事務所的な関係のアレでそういうのNGなら、もういっそこういうシーンいらんかったですやん!でもふみちゃん他の映画で結構生々しいやつとか撮ってますやん!どしたん!なんか急に画面全体が真っ白の、セクシーシーンをごまかしました、みたいな画が入ってきたのでなんか浮いちゃってたような気がして、心が一気にゼロ状態に戻されてしまいました。流れって大事だな、演劇でもよく起こっているのではないかという現象でした。別にそういうシーンが見たいとかいう事ではなく、流れに合ってない急な白飛び映像だったので、おい?!ってなっただけです、批判ではないです素人が偉そうにすみません。

 

まあ、とにかくこれ買いますありがとうございました。楽しかったです。

 

月刊 二階堂ふみ

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